◆施設長挨拶◆


無届け介護施設「ぶるーくろす癒海館」の虐待問題に思う

〜国の机上の計算では現場は測れない…〜


 いつも、王子光照苑のホームページをご覧いただきありがとうございます。

 また、日頃より当苑の事業に対しまして多大なるご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございました。ここに改めてお礼申し上げます。
さて、先週2月20日(火)、千葉県浦安市の無届け介護施設「ぶるーくろす癒海館」で、交通事故で脳や言語に障害がある30代の男性を入所者をペット用のオリに閉じ込めたり、別の入所者に対しても、両腕に金属の手錠をかけてベッドに拘束するなど虐待をした疑いがあった事件を受けて、王子光照苑に対して日本テレビから取材の申し込みがあり、一昨日、日本テレビ系報道ニュース番組『NEWS ZER◎』(午後10時55分〜午後11時25分)という番組で、王子光照苑の見解が放映されました。

 当日他局の報道番組「報道ステーション」に出演していたNPO法人「特養ホームを良くする市民の会」の本間郁子理事長も「背景には高齢者施設の需要の多さに比べて供給が足りないことがある」と指摘し、さらに「十分な人員できちんとケアを行っている施設は入居に必要な資金が数千万以上と高く、入りたくても入れない」と言う現実を話されていました。

 介護保険制度は、介護保険の給付費が2000年度の3兆2千億円から本年度は5兆5千億円に増え、要介護認定者は約4百万人。利用者は3百万人を超え、このままでは10年以内に10兆円を突破するといわれています。

 そんな中、我々社会福祉法人の職員給与は、介護報酬の減額に併せて下がる一方…、実際の現場の中には、自己の精神的な限界に近い状態に追い詰められてしまう環境が皆無ではないと思っています。

 忙しい業務の中、鳴り止まないコールや暴言・暴力、繰り返しの同じ話…。しかし、相手は認知症の高齢者であって、決して介護者を困らせようとして起こしている行動ではありません。

  「初心忘れるべからず」利用者が満足できる生活が営めるような介護職員になりたいと願い、この仕事を選んだ時、自分はどんなことがあろうとも利用者の方を大切にすると思っていても、その事を、ずっと心に刻んで利用者と向き合い続けることがどれだけ難しいことなのか悩んでいる介護職員もいるのではないでしょうか。

  今回のテレビ出演で、そんな現場の職員が勇気づけられるような放送になったことを期待します。

  厚生労働省は、「施行後三年をめどに検証し、必要な措置を取る」と、現場を知ることなく、まだ呑気にしていますが、3年という期間にこだわらず、1年ごとに検証し、机上の計算による理解不能な理屈ではなく、大切なご利用者を護る介護職員などの処遇を見直すべきではないでしょうか。
平成19年 3月 2日
施設長  水野 敬生

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◆施設長経歴◆
●氏   名    水 野  敬 生(みずの たかお)

●生年月日    昭和36年(1961) 8月25日

●出身(本籍)   東京都渋谷区

●最終学歴   
昭和59年(1984)3月
               駒澤大學文学部社会学科社会福祉コース卒業

●職 務 経 歴
昭和59年(1984)8月


昭和63年(1988)11月

昭和63年(1988)11月


平成 7年(1995)3月〜
     平成14年 (2002)3月

平成 8年(1996)4月

平成11年(1999)4月

平成17年(2005)9月

社会福祉法人 浄風園   特別養護老人ホーム 浄風園へ介護職員として入職

同法人を退職

社会福祉法人 光照園   特別養護老人ホーム 王子光照苑へ生活指導員として入職

社会福祉法人光照園 評議員を委嘱


特別養護老人ホーム 王子光照苑養護課長に就任

王子光照苑副苑長に就任

王子光照苑苑長に就任(至 現在)
社会福祉法人光照園 評議員を委嘱(至 現在)

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◆主な表彰など◆
平成16年(2004) 3月                北区区政功労者表彰
                               (東京都北区より社会生活功労者への表彰)

平成16年(2004)12月                東京都社会福祉協議会会長感謝
                               (東京都社会福祉協議会より永年勤続功労者への感謝)

平成17年(2005)10月                全国老人福祉施設協議会感謝
                               (全国老人福祉施設協議会より永年勤続功労者への感謝)

平成17年(2005)10月                高齢福祉功績者に対する知事感謝状
                               (東京都より高齢福祉事業推進の功績に対する知事感謝)

平成18年(2006)11月                全国老人福祉施設協議会表彰
                               (全国老人福祉施設協議会より顕著な功績に対する表彰)

平成18年(2006)12月                東京都社会福祉協議会会長感謝
                               (東京都社会福祉協議会より永年勤続功労者への感謝)


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◆主な著書など◆
●著書
『介護手順書・マニュアル 施設版作成ガイド』(日総研出版,2006年7月)

●共著
『ソーシャルワーカーの交渉術』(日本医療企画,2006年6月)

●共編著
『高齢者福祉施設 生活相談員業務指針』(東社協,2006年1月)

『高齢者福祉施設におけるサービスマナー実践ワークブック』(東社協,2004年12月)


●連載
『水野敬生が伝授!リーダーシップ養成塾』(連載中 全5回,日総研出版「ケアプランと記録の教室2006」)

『介護人財育成 4つの秘訣』(全5回,日総研出版「ケアプランと記録の教室2005」)

『介護業務マニュアル作成・活用ノウハウ習得講座』(全4回,日総研出版「ケアプランと記録の教室2004」)

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◆主な研究業績など◆
●学会発表
「介護老人福祉施設におけるISO導入の必要性」
(第11回 日本介護福祉学会大会、2003.9.21 於:石川県 金城大学)

●研究発表
「ISOと第三者評価によるサービス向上の効果」
(平成15年度全国老人福祉施設研究会議、2003.11.26 於:愛知県 全日ホテルズ ホテルグランコート名古屋)  

「ISO認証取得によるリスクマネジメントにおける効果」
(第38回 関東ブロック老人福祉施設研究総会、2003.2.13 於:東京都 ホテルニューオータニ)


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◆主な社会活動など◆

平成 5年(1993) 12月 王子消防団 第三分団 団員(至 現在)

平成17年(2005) 10月 東京都北区介護認定審査会 委員(至 現在) 

平成18年(2006)  4月 東京都社会福祉協議会 高齢施設福祉部会 職員研修委員会
              生活相談員研修委員会 委員長(至 現在)

平成18年(2006)  5月 東京都社会福祉協議会 高齢施設福祉部会 職員研修委員会
              副統括委員長(至 現在)
              同 生活相談員研修委員会 委員長兼務

平成18年(2006)  5月 東京都北区高齢者福祉施設 施設長会 初代会長(至 現在)

平成18年(2006)  7月 東京都北区介護保険運営協議会 委員(至 現在)

平成18年(2006) 10月 東京都社会福祉協議会 高齢施設福祉部会
              職員研修委員会生活相談員研修委員会
              生活相談員業務指針策定小委員会委員(至 現在)

平成18年(2006) 11月(株)矢島商店 グループホームあすか
              運営推進会議 推進委員(至 現在)

平成18年(2006) 11月 東京都社会福祉協議会 高齢施設福祉部会
              高齢者福祉研究大会「アクティブ福祉in東京’07」
              実行委員会 委員 研究発表WT 責任者(至 現在)

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