毎年8月の初旬には、地元の鎮守様である王子神社のお祭りがあります。
王子神社例大祭(槍祭り)は8月7・8・9日でしたが、この時期に、王子光照苑デイサービスセンターでも納涼会を行っております。
今年度は8月5日、6日、7日の三日間の日程で行いました。
5、6日は江戸ばやし鼓太郎の皆さんに起こしいただきました。昔から伝えられている日本の伝統芸能である江戸里神楽(かぐら)、祭囃子の演奏をしていただきました。
江戸里神楽とは、古代神話や古事記などの話を基に、「おかめ」や「ひょっとこ」などのお面を付け演じる無言劇の形態をとる神楽のことです。
太鼓の演奏が始まると、自然と手拍子や掛け声を掛けておられるご利用者様が多く、お腹に響く太鼓の音が、ワクワクとしたお祭りの気分を一層高めさせていました。
今年は小学生のお弟子さんが一緒に来苑し、大人と一緒になって納涼会を盛り上げてくれました。
子供たちの真剣に演奏する姿に、思わず笑みがこぼれ、見つめておられるご利用者様もいらっしゃいました。
お囃子に合わせ「ワッショイ!ワッショイ!」と掛け声をかけながら、お手製のお神輿に触れたり、事前に練習を重ねていた東京音頭、炭坑節の盆踊りを和太鼓のリズムに合わせて踊りました。
「せっかく盆踊りを踊るのだから・・・」と、浴衣を持参、着用て踊って下さったご利用者様もおりました。
会の終盤では、お一人お一人和太鼓に触れる機会を設けて下さり、皆様バチを手に真剣な表情で思い思いの音を奏でておられました。お祭りの気分を存分に味わい、皆様とても喜んで下さったようで、今年度も暑気払い、また、一年の無病息災を願う良い納涼会を行うことができました。
これからも、ご利用者様のご健勝を願い、日々努めて参りたいと思います。
去る11月17日日曜日、王子光照苑祭が行われました。
今年度は、新しい試みとして、文化祭形式といたしました。
また、地域の皆様との交流はもちろんのこと、普段利用して下さっている利用者の皆様にも楽しんで頂けるよう、心がけました。
午前10時のスタート。早くもバザー会場には、掘り出し物を目当てに、大勢の方が詰めかけてくださいました。
午前のイベントは、消費者生活総合センターよりの出前寄席を2本、「おばあちゃんの一日」、「そんなあなたが騙される」の公演が行われました。高齢者の関心のある話を、落語でわかりやすく楽しく伝えて下さいました。聴衆の皆様は、時には頷きながら、時には大笑いしながら聞き入っておられました。
午後のイベントは、来春デビュー・王子3丁目出身の飛鳥みさ子さんによる
歌謡ショーの開催。飛鳥みさ子さんの美しい歌声に、会場はうっとり。次々とご来場され、会場には入りきれない程の盛況でした。
今回、王子光照苑をより身近に知っていただくため、イベントの合間に活動風景のスライドショーをいたしました。光照苑での生活の中での、利用者様の溢れる笑顔に、御家族様がとても喜んで下さいました。
恒例の町会の作品展示や利用者作品展示も良かったという声が寄せられています。
今後とも地域の方から楽しんで頂ける王子光照苑祭となりますよう、職員一同励んでまいりますので、今後と宜しくお願いいたします。最後になりましたが、バザー品を提供して下さった方々、ボラティアさん、お忙しい中ご来場下さった方々に心より感謝申し上げます。
王子光照苑デイサービスセンターでは、今年も8月の恒例行事「納涼会」が4日~6日の3日間にわたり行われました。
江戸ばやし「鼓太郎」の皆さまによる神楽演奏を聴きながら、夏祭りの気分を感じ、おかめやひょっとこ、獅子舞の登場ではご利用者の方々から大きな拍手が湧き上がりました。
演目の中には、ご利用者の方々と手づくり神輿を担いだり、「炭坑節」、「東京音頭」を一緒に踊るなどの時間もあり、夏の風物詩を皆様と一緒に楽しみました。
他にも、でんでん太鼓を利用者おひとりづつ好きなように叩いて頂いている時のご様子は、誰もが童心に戻ったような素敵な表情をされており、とても印象的でした。
さて、来月は王子光照苑祭を開催いたします。
今回の祭は、内容を一新しての開催だそうです。
現在行事実行委員が、企画検討している最中ですが、皆様もぜひ楽しみにしていてください。
王子光照苑デイサービス
介護職員 富田くみこ
5月13日~29日の期間で外食イベントを行いました。
普段外食をしたくても、ひとりでは行くことが難しいというご利用者様のご要望にお応えするかたちで、昨年と同様に実施致しました。
外食先は当苑から近く、車いすの方でも入店可能な所ということを条件にして、「はま寿司(回転寿司)」、「デニーズ(ファミリーレストラン)」、「石鍋久寿餅店(甘味処)」の3か所を選び、アンケートを行いました。
回転寿司では「あまり(数は)食べられないからね」と話されていた方が、いざお店に入り席につくと、6皿をペロリ、大きなお椀の味噌汁も飲み干されていました。
ネタの種類も多かったので、選ぶのに目移りしてしまう程でした。
お寿司以外にも、果物、ケーキ、プリンなどのデザートもあり、とても驚かれている方もいらっしゃいました。
ファミリーレストランでは、意外にも和食よりも洋食が人気で、特にステーキやスパゲティーを召し上がられる方が多かったです。
主食の後のデザートに「ソフトクリームが食べたい」と意気込んでおられる方は、公言通りソフトクリームも完食。大満足されていました。
甘味処は昼食としてではなく、午後3時のおやつとして外食に出かけました。「昼食からあまり時間が経ってないから、お腹が空いていない」と話されていた方も、あんみつが出てくると完食。甘いものは別腹のようですね。
「仲の良い方と来れてよかった」、「職員さんも一緒に食べてくれると思わなかったから嬉しかった」、「とにかく美味しかった」、「また行きたい」とのお声が多く、皆様に食べる楽しみを感じていただくことができ、職員としてもとてもうれしく思っています。
王子光照苑デイサービス
介護職員 斉藤友加里
7月13日~19日の一周間、王子光照苑デイサービスセンターにて避難訓練が行われました。
デイサービスセンターでは、条例で年2回避難訓練を行わなければならないので、今後も訓練を繰り返していって、いざという時のために備えたいと思います。
毎年年初の外出行事の初詣、今年の予定は1月15日から地元氏神様「王子神社」、関東三大師の一つ「西新井大師」への参拝を予定していました。
しかし、1月14日に東京地方は記録的な大雪に見舞われ、15日、16日の2日間をやむなく中止とし、1月17日の王子神社からのスタートとなりました。
そんな中、21日に西新井大師に行くと、露店がたくさん出て人・人・人。
毎月1日、8日、11日、21日、28日は、弘法大師様の縁日で、お正月の三が日に負けず劣らず賑わう日なんだそうです。
車いすでの移動もままならず、本堂へ行くまでに大変な時間がかかってしまいました。
参拝後のお楽しみは、お土産タイム。誰にあげるのかと思うほどたくさん購入される方もいらっしゃいました。
その西新井大師ですが山門の近くに塩に埋もれたお地蔵様の御堂があります。
御堂内の塩をいただき願掛けを行い、功徳があったときは倍の塩を返す習わしがある事から、「塩地蔵」と呼ばれています。
その「塩地蔵」は江戸時代より「いぼ取り」等に霊験があるとされ、「いぼ取り地蔵」とも呼ばれていて、その信仰は今でも盛んなようです。
そして本殿へ続く道へ戻り、本殿と山門の中間地点程の右側に「水洗い地蔵」があります。この「水洗い地蔵」は巣鴨のお地蔵様と同じで水をかけ、たわしで磨くと十の福徳が授かり、特に延命長寿の功徳があるとされています。
「塩地蔵」と共に「水洗い地蔵」にも是非お参りしてみては如何でしょうか。
王子神社では、“氏神様”という事で参拝される方もいらっしゃいました。
皆様の願いは健康のことでしょうか?
参拝された利用者の方々からは、「天気も良くて、本当にお参りしてきてよかったわ。」と、喜びの声が聴くことが出来ました。
もちろん、付き添いの職員も願をかけてきました。
「今年も一年利用者の皆様にとって、笑顔で幸多き一年でありますように。」
去る6月28日、王子光照苑デイサービスセンターにて避難訓練が行われました。
デイサービスセンターではかなり久しぶりの訓練となりましたが、条例では年2回行わなければならないので、今後も訓練を繰り返していって、いざという時のために備えたいと思います。